戸田拓
バラエティー番組「おにぎりあたためますか」(HTB)などで食の魅力を伝えてきたフリーアナウンサー佐藤麻美さん(46)が、「そらち食の応援アンバサダー」に就任。道央空知地方の24市町それぞれの特産物などを、インターネットで月1回発信することになった。28日、空知総合振興局(岩見沢市)での記者発表に出席した佐藤さんは「空知は野菜やお米、果物、ジンギスカンや日本酒、ワインなど地域内で食が完結する、未知の魅力が詰まった場所。アンバサダー就任は光栄です」と話した。
佐藤さんは函館市出身。HTBアナウンサー時代に大泉洋さんらが出演する深夜番組「おにぎりあたためますか」の司会を16年間担当、全国の食べ歩き旅行に同行し「マミ部長」の愛称で親しまれた。野菜ソムリエプロなど食に関する様々な資格を持ち、レシピ本も出版している食通だ。2019年にフリーに転身後さらに活躍の場を広げ、今年3月にオンライン開催されたイベント「そらち・デ・ビューフェア2020」では空知の食材を使ったオリジナルピザをプロデュース、地域とのかかわりを深めていた。
29日朝配信予定の第1回は、月形町の「ダイナマイトスイカ」などを紹介する。1玉8.5キロの「こんなに大きなスイカは切ったことがない」という巨大さと、従来一番おいしいと思っていた熊本産に勝るとも劣らない食味に驚き、「子供と争うように食べ尽くしてしまった」という。「コロナのトンネルを抜けたら、私のおすすめする食材をたくさんの人々に食べていただく『そらち満腹ツアー』を引率できれば」と新たな旅の夢を語っていた。
佐藤さんが執筆するインターネットコラム「食のしあわせ☆口福空知」は振興局と24市町でつくる北海道空知地域創生協議会のウェブサイト「そらち・デ・ビュー」(http://sorachi-de-view.com/)に掲載される。(戸田拓)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル